漢方薬は地獄の苦しみ

「漢方薬」という言葉を聞いて、あなたは何を想像しますか?
「身体に良い。」、「中国4000年の歴史。」、「苦い。」などなどが思い浮かぶと思います。

私は中国で働いています。
先日、突然咳がひどくなり、咳に悩まされました。
仕事中もずっと咳が止まらず、それを見て見かねた中国人の同僚が私を病院に連れて行ってくれました。
その病院は、あろうことか中医の病院でした。
中医とは、日本語に訳すと中国医学、漢方のことです。
中国の病院に行ったことはありますが、中医の病院は初めてだったので、少し緊張しました。
針を打たれたり、お灸を据えられたり、気功を受けたり、いろいろのされるのかと不安でした。
そして、私の番になって、先生に診察してもらいました。
中医だからといって、針を打たれたり、お灸を据えられたり、気功されたりはせず、普通の病院のように症状を説明して、喉とかを見られただけでした。
普通の病院と同じで安心しました。
診断が終わり、先生に薬を処方してもらいました。
そして、お金を払って、待合室で薬が出るのを待ちました。
薬をもらう時、私は驚きました。
漢方薬だったからです。
中国の漢方薬は、いろいろな粉の薬を混ぜて、お湯に溶かして飲むタイプです。
10種類ぐらいの漢方薬をもらいました。
実を言うと、私は漢方薬が嫌いです。
小学生の時、風邪をひいた時に行った近所の病院で薬をもらうと、その薬の中に食前に飲む茶色い漢方の粉薬がありました。
私はこれを飲むのが苦手でした。
苦手と言うよりも飲めませんでした。

20分ぐらい苦闘した末、気持ち悪くなって、結局ご飯が食べられないということが多かったです。
中国の病院で薬をもらった時、小学生の時の悪夢がよみがえってきました。
そして、落ち込みながら会社戻りました。
お昼休憩になり、お昼ご飯を食べた後、薬を飲む時間がやってきました。
もらった薬を全部混ぜて、お湯に溶かしました。
苦い匂いがオフィスに立ち込みます。
意を決して、漢方薬を飲みました。
「苦い。」
漢方薬は想像以上に苦かったです。
ちょうど机の上に紅茶に入れる蜂蜜を見つけました。
一口飲んでは蜂蜜を舐め、また一口飲んでは蜂蜜を舐め。
喘ぎ声を上げながら、なんとか漢方薬を飲みました。
私の苦痛の姿を見ていた中国人スタッフたちが私に同情してくれました。
漢方薬は1日2回だったので、夜ご飯の後もまた、苦しむこととなりました。
しかし、人間とはすごい生き物。
3日目ぐらいになると、苦いのですが、最初の頃のように苦しまずに飲めるようになりました。
そして、1週間ほど経ち、私の咳は止まりました。
本場中国での漢方薬の経験は、私の記憶に深く刻まれました。

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